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やじるし永田町発 わたしの視点 「改革は情熱と実行力」
 

 「政治は実行です。政策は、政権政党でしか実現できません」

 これは「大阪育ち32年、郵政民営化賛成の川条しかです」というキャッチフレーズとともに、選挙戦を通じて、訴え続けた言葉である。

 改革への原動力は、情熱と実行力だ。先般、これを証明するかのように、郵政民営化法が成立した。これは20余年にわたる歳月と、非常に大きな抵抗を乗り越えた結果であると思っている。「改革」ということがいかに困難か、それでも、改革を訴え続けることがいかに大切か、改めて感じている。だが、これからの日本を考えるとき、これは一つの道程に過ぎない。

 少子高齢化が進み、債務残高700兆円を超える日本の未来を考えると、改革につぐ改革が必要になろう。

 念願の厚生労働委員・文部科学委員になり、アスベストに関する初質問も終えた。弱い人の声を国政に届けたいという思いが、少し実現したと思う。

 私のライフワークは、その少子高齢化の時代、女性が子どもを産み育てやすい社会を作っていくことである。そのためには、アンペイドワークといわれる、家事・育児が社会的に評価されなければならないし、再就職の支援や非正規雇用者への社会保障も充実させなければならない。

 さらに、地元関西・大阪の活性化、発展のために全力を尽くしたいと思っている。

 これを後押ししてくれているのが、現地現場主義でインタビューやアンケートに取り組んだときに承ったワーキングマザーの声であり、地元に戻って聞く市民の声である。

 市民の声を国政に届けるために、全力で取り組みたい。「実行」のためには、地道な努力の積み重ねが大事だと思っている。有権者の期待に応え、誰もが生き生きと働き、生きることのできる社会を作りたい。

(フジサンケイビジネスアイ 2005年12月16日付)