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やじるしニート対策と新人議員の本音「就業支援で働く喜びを」
 

 ―ニート、フリーターの急増をどう見ていますか。


「ニート、フリーター両方合わせて400万人といわれています。その中でニートは家事手伝いも含めたら85万人、含めなければ64万人。フリーターは残りですが、今の世の中、非正規社員が増えていますから、昔の正規社員の仕事の分もフリーターが担っているわけです。従ってニートとフリーターを区別しなければいけません。両方を合わせる統計の在り方に、・非常に疑問を持っています」


―問題を解決するにはどうすべきでしようか。


「非正規社員として働いている人たちは、あらためて統計を取り直すべきです。そしてニートも、例えば司法試験を受けようと勉強しているような目的を持った夢追い型ニートと、世の中に悲観して仕事をする気も、勉強する気もない人を区別し、対応すべきです」


―具体的な対策は。


「夢追い型の入たちが働こうとしたときに、基本的に要求されるスキル(技能)を身に付ける場所として職業学校をつくらなければいけません。その上で企業における入社の年齢制限を撤廃して、もう一度就職ができるようにしなければいけない。あるいは創業支援をして、無担保でいくらまで融資するといった制度も必要です。一方、勉強する気も、働く気もしないという人たちには、働く喜び、働く仲間との連帯感を知ることができるように、例えばーカ月工場や農家で働くとか、実際の現場の就業体験をしてもらう仕組みを作ってあげることが必要です。いずれにしても職業学校が身分を担保することで、研修できるようにしてあげなければいけない」


―政治家を志した動機は


「女性が生き生きと子どもを産み育てることのできる社会を作りたい。松下政経塾時代に1000人のお母さんに若いころの希望と現状のギャップを聞きました。例えば学童保育は午後5時で終わってしまうけど、5時に迎えに行ける人はわずかで、その後、また次に預けるところを探さなければならず困っている。男性では気付きません。政治の世界にこの人たちの声を届けたいと思いました」


―日本をどういう国にしたいとお考えですか。


「世界の中ではっきりと物を言える国になることです。ほかの一部の国で行われている反日教育に対しても明確に反論すべきです。歴史認識でも、日本は悪かったと謝るだけでなく、日本だって戦争によって多くの人が亡くなり、涙を流し、死んでいます。お互いに不幸なのが戦争なのだと訴えていかなければいけないと思います」


―日本の首相の条件は何ですか。


「決断力、行動力。そして日本の歴史、伝統とか文化に対する深い認識があり、今の時代をしっかりととらえる力が必要です。なおかつ未来に向かってコマを進めることのできる人だと思います」


―小泉チルドレンと呼ばれて、どう思いますか。


「小泉チルドレンという言葉は二つの解釈が可能です。一つは小泉純一郎首相の意思を継承する者、もう一つはその字が示すように未熟性・幼稚性を強調した解釈です。前者であれば光栄ですが、マスコミなどでは後者の解釈が多い。その点、遺憾であり心外です」